PSEi 臨時入れ替え発表(WLCON追加、FGEN除外)

今日引け後にPSEi構成銘柄の銘柄入れ替えの発表がありました。

Removal and Replacement of First Gen Corporation in the PSE Indices

FGENを除外して、WLCONを追加とのことです。10月11日から効力発生とのことです。

除外理由はTOBにより浮動株比率が15%を割りこんだのが原因のようです(たぶん)。

First Gen ( $FGEN, -7.69%) slumped following the completion of KKR-affiliated Philippines Clean Energy Holding’s tender offer of FGEN shares. This resulted in a reduction of FGEN’s public float to 11.4%, which is below the PSEi’s minimum 15% requirement
— RCBC Securities (@rcbcsecurities) October 6, 2021

私は銘柄入れ替えは2月と8月だけと思ってたので、このタイミングで入れ替えが発表されるとは驚きました。

朝方、次のPSEiに追加される銘柄は何かな？ってツイートがあって、来年じゃないの？気の早い話だなぁとか思ってたんですが、詳しい人はすぐ入れ替えがあるって分かっていたみたいですね。

WLCON FTW
— Alexander (@TradingPinoy) October 6, 2021

このタイミングで入れ替えがあったのも(私には)驚きですが、WLCONが採用されたのもの驚きです。

選定される条件は、以下のようになっています。(参考　PSEi 銘柄入れ替えルール)

上場後12カ月以上(早期採用例外あり)
浮動株比率15%以上(2022年末から20%)
出来高がそこそこある
時価総額上位25以内で組み入れ、36位以下で除外

最新の時価総額上位一覧は以下のようになっています。

浮動株15%以上の条件をクリアする銘柄で、PSEi構成銘柄に入ってない銘柄を上から選ぶと、MONDE、EMP、次にWLCONになります。

MONDEはしかし新規上場したばかりで12カ月という条件をまだ満たしていません(ただしCNVRGのように12カ月未満でも早期採用の場合もあります)。

ということは、このタイミングで追加されるなら次点でEMPなのでは？と思うのですが、なぜ選ばれなかったのでしょう？この前はずしたばかりだからでしょうか？

で、EMPも選ばれなかったので、その次の時価総額上位の銘柄はWLCONになります。

あと、思うにレビュー期間12カ月間(何月から何月？)、例えば最近12カ月を見てみると、WLCONとDMC、SCCなどは底値圏から急上昇の似たようなチャートで似たような時価総額でかなり接戦。あるいはDITOの方が平均時価総額は大きいように見えなくも？

今日のFGENは -7.69%。除外されることは、予想できたのでしょう。

明日10/7(木)、組み入れ実行の10/8(金)の株価の動きに注目しておきます。

追記：その後の値動き
1. 10/7(発表翌日)
2. 10/8 入れ替え日(翌営業日10/11から効力発生)

追記：その後の値動き

10/7(発表翌日)

WILCONが寄付き34.8ペソ(前日比+11%)と大幅高で始まり、一時40ペソ！(前日比+27.5%)まで上げる。さすがにやりすぎか、そこから暴落、終値は34ペソ。

なお、少し歩み値を見てみたところ、今日の最高値40ペソを買ったのはMANDARIN、売ったのはPAPA。2回目の40ペソチャレンジの最高値チャレンジ39.8を買ったのはSB-EQTY、売りは複数。10:12付近の大きな出来高は、SALISBURの165.7万株(約5800万ペソ)のクロス取引でした。

一方FGENは大幅安。28ペソ(前日比-6.6%)でよりつき、終値は27.6ペソ。