フィリピン株 基本取引ルール

フィリピン株の基本取引ルールをまとめてみました。

取引所

フィリピン株の取引所はフィリピン証券取引所(Philippine Stock Exchange、略PSE)です。また代表的な株価指数はフィリピン総合株価指数(PSE Composite Index、略PSEi)です。

取引時間

取引時間は以下のようになっています。

TRANDING SCHEDULE (2022/3/1~) マニラ時間

これはフィリピン時間で日本時間にするとこれに+1時間になります。日本時間だと前場10時30分~13時、後場14時~16時となります。

前場開始時と後場終了10分前に板寄せがあります。最後10分はrun-offという固定値段での売買になり、日本株と異なる仕組みです (参考 引け前の売買ルール )。

売買単元と呼び値

売買単元(board lot)と呼び値(price fluctuation)は以下のようになっています。株価が低いと単元が大きくなっています。

例えば株価1ペソの株だと1000株単元(≒1000ペソ≒2300円)と少額から注文できます。

Board Lot & Price Fluctuations (COL Financial)

売買手数料と税金

フィリピン株の売買手数料(税金含む)は売買代金に対して買い約0.3%、売り約0.9%です。最低の手数料が法律で決まっており、現状これより安くはなりません。主なオンライン証券会社は横並びで同じ手数料になっています。

(2024/5 追記:証券会社の最低手数料値下げ 0.25%→0.05%、最低20ペソ削除 / PSEのお知らせ / これにより買い売りそれぞれもう0.2%程度手数料が下がる余地があります)

また、配当には25%の源泉徴収税がかかります(日本居住の日本人の場合。フィリピン居住の日本人の場合20%、フィリピン人の場合10%)。ただしREITの源泉徴収税は10%です。

捕捉:売買や配当の税金は源泉徴収されるのでフィリピン側で別途納税手続きは必要ありません。ただし、日本居住者の場合は、売買や配当で源泉徴収された利益に対して、さらに20%の税金を日本の税務署に確定申告する必要があります(二重課税になりますが制度上。私は詳しくないですが外国税額控除が利用できるらしいです)。

参考

その他の売買ルール

信用取引は可能ですが、空売りは制度自体なくてできません。現在導入に向けて仕組みづくりをしているところらしいです。

値幅制限は基準値段(前日終値)から上に+50%、下に-30%となっています(参考 フィリピン株の値幅制限 )。

成行注文(Market Price)はなくて、注文は指値注文になります。

1人クロス注文(自分の売り注文に自分の買い注文を当てる)は板寄せ時でも不可です。

主な現地オンライン証券会社

ABキャピタル証券日本人向けサービスに力を入れている証券会社で、日本居住者がフィリピンに行かずに口座開設可能です。入出金もフィリピンの銀行を持っていなくても(Wiseや海外送金を使って)可能です。Webサイトやツールもそこそこ使いやすく、私はABキャピタル証券を利用しています。

参考

現在口座数が最大なのはCOL Financialで、その他ではBDO、First Metro、BPI Tradeなどが有名どころのオンライン証券会社らしいです。

日本の証券会社ではアイザワ証券がフィリピン株を取り扱っていますが、現地証券会社より手数料は高く、取り扱い銘柄も少ないです。

フィリピン株―日本株対応表

日本でいうところの~という対応表を作ってみました

フィリピン日本の場合
日本で言うところの…
取引所フィリピン証券取引所(PSE)東京証券取引所
適時開示
決算情報
PSE EdgeTDnet、EDINET
主な株価指数フィリピン総合株価指数(PSEi)日経平均、トピックス
取引時間
(日本時間)
前場10時30分~13時
後場14時~16時
前場9時~11時30分
後場12時30分~15時
売買手数料買い0.3%、売り0.9%
証券会社で横並び
株式取引税込み
~0.05%程度
証券会社により異なる
税金は利益の20%
上場銘柄数2783821(東証)

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