日本の運転免許をもとにフィリピンで運転免許証をとってみました。
せっかくSIRVビザをもらったので、観光ビザでは取るのが難しい(らしい)フィリピンの運転免許証をとってみました。やったのは日本の運転免許証をもとにフィリピンの運転免許証をもらう方法です。
ポイント
- かかる日数は最短2日(大使館で翻訳証明申請→LTOで手続き)
- 費用は合計約3000ペソ(950+500+100+500+685)
- 免許書き換えの英単語はLicense Conversion
ポイント2(ぐぐった知識で知らなかった情報)
- 実技試験があった
- 自動車とバイクを両方同時に申請できた
- LTO Portal ウェブサイトで情報登録( https://portal.lto.gov.ph/ )
既に日本語のブログで解説記事も多く今更ですが、1年前の情報から既に変わっているところもあり、2022年9月時点で私がやったことの記録です。後日免許更新などでも再度LTOに行くと思うので、忘れないようにメモしておきます。
追記:最新の手続きで変わっている点もあるようです、記事の後のコメント欄も合わせてご覧ください。
手続きの流れ
①フィリピン日本大使館で翻訳証明の申請
↓
②翌日受け取り
↓
③LTOで免許書き換え申請
↓
④実技試験
↓
⑤LTOで最終登録
①フィリピン日本大使館で翻訳証明の申請
私はパサイの日本大使館に行きました。電話で日時を予約してから行きます。
必要なもの
- パスポート
- 日本の運転免許証
- もう一つID(入館時に預ける用)
- ボールペン(申請用紙記入用)
申請用紙にフィリピンの住所や電話番号を記入するので、覚えてない人はメモをしていった方がいいです(スマフォは入口で預けるので)。
参考
- 在フィリピン日本大使館 – 電話番号など ←この領事班直通の番号にかけます(日本語可)
- 在フィリピン日本大使館 – 運転免許証の翻訳証明
- はじめての日本大使館
②受け取り
翌日受け取れます。料金は950ペソ。
私は午後一(1:30)に受け取って、その後LTOに行って手続きをしましたが、なんとか間に合いました。
③LTOで免許書き換え申請
LTOでの手続きは流れは以下のようになります。
3-1.視力検査(近所のクリニック)
↓
3-1b.必要な書類のコピーを準備(近所のZEROXサービス)
↓
3-2.申請用紙を取得して記入(メインビルディング)
↓
3-3.手続き(QCLCビルディング)
必要なもの
必要なものは以下でした。
- 翻訳証明
- ID類
- パスポート
- 日本の運転免許証
- VISAのIDカード(あれば)
- もう一つID(検問で預ける)
- 必要書類のコピー
- パスポートの顔写真、入国スタンプ、VISA関連のページ
- VISAのIDカードのコピー(あれば)
- LTO Portal Webサイトへの登録 ( https://portal.lto.gov.ph/ )
- 視力検査証明(LTOの横のクリニックで10分ぐらいで)
私はSIRVビザなので、VISAのIDカードおよびそのコピーをもっていきました。上の赤字のものは必須です。他のものは忘れた場合でもLTOで後から用意できます。
コピーサービス(ZEROX)はLTOのまわり(クリニック周辺)にたくさんあるので現地で簡単にできます。LTO Portalへの登録は先にやっておいた方が楽でしょう。なお住所は重要で、後日ライセンスが郵送されてくるので確実に正しい住所を入力してください。(という説明を最初受けたのですが、結局LTOでその場で受け取りました)
なお免許の書き換えはLicense Conversionです。この単語は覚えておきましょう。
LTOの場所
私はケソンシティのLTO本部に行きました(マニラ近辺の他の場所でも手続きできるのかはよく知らない)。LTOの場所は以下です。
場所 https://goo.gl/maps/3PU9dE3iyEAPCEWT8 住所 LTO COMPOUND, East Ave, Quezon City, 1100 Metro Manila
LTOは私はケソンシティの本部に行きました。場所の感じは以下のようになります。
3-1. クリニック
必要書類の一つで、クリニックで視力検査が必要になります(料金500ペソ)。場所はLTOの建物出て右の方に行ったChowkingのある建物の2階でした。上のマップの①です。
LRO MEDICALというところで受けました。2軒クリニックがあって、多分どちらでもOKそう。
場所 https://goo.gl/maps/XzvZBLQcBcnmyK8MA
なお、コピーサービス(ZEROX)はメインビルとクリニックの間にいくつかありました。
LTOを出てクリニックに行くまでに何か業者っぽい人に何人か声をかけられましたが無視しました(賄賂を払ってササっと免許を作ってもらえる裏口ルートがあるらしい?)。
3-2. メインビルディング
メインビルディングで申請用紙をもらいます。場所は上のマップの②です。
窓口はガードマンに聞くと1番に行けと言われたので、1番に行きました。
ここで申請用紙をもらいます。また必要な書類が足りない場合は、あここれが足りないと言われるのでそれを揃えて(近所でコピーしたりして)再度ここに来ます。
なお、車とバイクですが、聞いたら両方同時に申請できました。翻訳証明で、車とバイクの文言がある場合は両方できるらしいです(私は車の免許を取った後にバイクの中免をあとで取ったので、普通の車だけの免許の人が同時にできるかは不明)。
1番窓口に申請用紙を提出しようとしたところ、日本の運転免許証からの書き換えの人はQCLCビルで手続きしてねと言われて、別の建物に移動しました。
3-3. QCLCビルディング
QCLC(Quezon City Licensing Center?)ビルは、メインビルディングから出て南の方へ行って、つきあたりを右に曲がったところにあります。
なお、途中で検問がありIDを一つ預ける必要があります。
入口にいたおばちゃんに聞くと窓口2に行けと言われたので2番にいきましたが、人がいなかったので隣の3番で手続きしました(できました)。
その後7番でお金を払って(100ペソ)、8番で書類を受け取ってこの日のここでの手続きは終了となりました。
④実技試験
この後実技試験になります。場所はLTOから約30分、Novalichesにある A-1 Driving Training Center を指定されそこで受けました。
場所 https://maps.app.goo.gl/BpkmLDL31Ephs8DL9 住所 #164 Rosal St., Pingkain 3, Zone 2, Brgy. Pasong Tamo Novaliches, Quezon City
朝からLTOに行けば実技試験を含めて1日で完了できそうですが、私は昼過ぎからでしたので1日では終わらず別の日に行きました。試験費用は車とバイクあわせて500ペソでした。
実技試験自体は簡単なもので、指定されたコースをささっと運転するだけです。
バイクはささっと運転するだけで本当簡単。車は教官が一緒に車に乗り採点されていき、減点されていきます。
なお、オートマの免許の場合はオートマ車、ミッションの場合はミッションの車で運転します。
試験にパスすると、LTOにもどって最後の処理を行います。試験に落第した場合は8日以降にもう一度試験を受けなおしらしいです。私は幸い一度で合格できました。
⑤LTOで最終登録
LTOに戻り、QCLCビルディングで最終手続きを行います。
窓口1(検査室Aへ行けと言われる)→検査室Aで資料提出→名前を呼ばれたら窓口7(Cashier)でお金を払う→名前を呼ばれたら窓口11or10(Releasing)で免許受け取り
という流れでした。発行手数料は685ペソ。すごい混んでいて2時間半ぐらい待ちました。何か時間をつぶすものを持っていった方がいいと思います。
取得した運転免許証↓なお、最初LTOで説明を受けたときは郵送で送るって言われたのですが、その場でくれました。DL Codes でA(バイク)とB(普通の車)と表記されています。もしかしたらトライクの免許証も言えばとれたのかもしれません。
以上、フィリピンで運転免許証を取った忘備録でした。
参考
コメント
明日3月28日(2023)ケソンのLTOに免許書き換えに行きます。このブログが参考になります。私もSRRV holderなのでACR Iカードを持っていません。ウェブ登録時にその番号が必須ですからPRAの職員の補助を受け取得予定です。久しぶりにマニュアル車を運転するのと左ハンドルですし、少し緊張します。モーターバイクも同時に取るつもりです。
岡本さん、コメントありがとうございます(すみませんせっかくコメントいただいてたのに、バタバタしてて確認が遅れました)。
私もマニュアル車ひさびさで、試験前にレンタカーを1日借りて練習してから行きましたが、本番では数か所減点されてしまいました(一時停止見落としとかだったかな)。無事合格できてるとよいですね。
実は大使館発行のドキュメントにhanamaru様と同様に「motor bicycle」と記載されていて、LTOのコンピューターでは「motorbike一文字」がオートバイのことでこれではEバイクみたいな自転車しか乗れないと定義されました。つまりバイクの免許は取れないとLTOで言われました。正確にいうとその通りで、オフィスの中に入り英語表記の表を見せられて納得させられました。大使館に早速確認して変更を要望したら、「変更出来ない、いつもこの文面だ」と。なので違う窓口で書類を出すしか無いみたいです。本当についていないとしか言いようがありません。メガネのおばちゃんの顔は覚えたのでそのおばちゃん以外の人に申請します。まだ取得していません。
岡本さん、コメントありがとうございます(またコメントいただいたことに気づいてませんでした、すみません)。
なんと、motor bicycleだと厳密にはダメなんですね。私はメガネのおばちゃんに当たらずに幸運だったんですね。
ふと思い出したのですが、バランガイ証明書をとるときに、それ必要ないでしょ?と市役所のおばちゃんに拒否されたことがあります。フィリピンは担当者の勘違いというか匙加減というかで正しい手続きを踏んでるのに拒否されることもたまにある難しい国ですね。
次、申請時は無事バイクもOKにしてもらえるとよいですね。
hanamaru様
一昨日免許書き換えに行ってきました。このサイトを大変参考にさせて頂きました。有り難う御座いました。私の場合10時45分頃到着し、視力検査(ヘルスチェック)後QCLCへ。場内は満席でした。1時間半後の12時過ぎに書類関係が終了(ほぼ座って待っているだけですが、各カウンターの名前呼び出しがうるさく、かつ自分の名前に集中する必要あり)A-1 Driving Training Centerへ移動。12時45分過ぎ到着後受付でバイクと車の両方ともマニュアルで、総額400ペソの支払いでした。無事実技試験合格後、14時頃LTOへ戻り、14時40分に免許証を受け取りました。免許証は事前の情報通り、紙の免許証でした。hanamaru 様の仰る通り午前中に行けば、午後には終了します。実技後LTOへ戻った時は、数えるくらいの人しか居ませんでした。プラスチックの免許証は、9月頃と聞きました。それも個人宛には何も連絡などはないそうで、Facebookでチェックするか直接LTOに問い合わせるようにと言われました。書き換え手続きは至って簡単で、このサイトのお陰で、安心して書き換えできました。総額は書き換え手続き等1685ペソ(他国の免許証で、翻訳不必要でした)とグラブタクシーで移動したのが1740ペソで、3425ペソでした。
Heroさん、コメントありがとうございます。そうそう、自分の名前を聞き逃さないようにするのが結構大変ですよね。紙の仮免許をもらって、後でプラスチックの免許をもらう形なんですね。かかった時間、値段等詳しい情報ありがとうございます。
hanamaru様
こちらのサイトを参考にさせていただき、大変役に立ちました。有難うございました。
ご参考までに、2024/1/31の状況との違いを列挙しておきます。
・申請用紙は②のメインビルではなく③手前右側のブースでした。(免許書き換え用は裏面書式が違うのでメインビルにはないとの事)
・検問的なものはありましたが、IDを預けることはありませんでした。
・実技試験は場内のNorth Motor Vehicle Inspaction Center(上記①と②の間にある建物)で行われ、試験費用はPHP300でした。
-マニュアル免許申請でしたので、VIOSのマニュアル車(スポーツマフラー付き…)
-コースは上記NMVICを反時計回りに試験官を隣に乗せて1周
-縦列駐車位置から発車→出っ張りを跨いで走る→坂道発進→縦列駐車
・免許はHeroさんの情報にある紙の免許でした。8か月経っても(プラスティックカード不足なんですね)
8時過ぎにChowkingの眼科テストを行い、免許をもらったのが12時頃です。
hanamaru(redbaboy)です。
miyaさん、最新情報、記事と異なった点のご指摘(申請用紙の取得場所、検問でID預けないetc…)ありがとうございます。
マニュアル車の実技試験、けっこう難しかった記憶があります。
未だ紙の運転免許証なんですね(汗)