上場している運輸セクター(Transportation Services)の銘柄をリストしてみました。
- 運輸銘柄一覧
- ICT (International Container Terminal Services, Inc.) - 港
- PAL (PAL Holdings, Inc.) - 空運
- 2GO (2GO Group, Inc.) - 運送一般
- ATI (Asian Terminals, Inc.) - 港
- LBC (LBC Express Holdings, Inc.) - 運送一般
- CEB (Cebu Air, Inc.) - 空運
- MAC (MacroAsia Corporation) - 空港支援
- C (Chelsea Logistics and Infrastructure Holdings Corp.) - 運送一般
- TUGS (Harbor Star Shipping Services, Inc.) - 港支援
- LSC (Lorenzo Shipping Corporation) – 海運
- MAH (Metro Alliance Holdings & Equities Corp.)
- その他
運輸銘柄一覧
以下はPSEのセクター分類で”Services”、サブセクターで”Transportation Services”の銘柄一覧です。日本で言うところの陸運、海運、航空などの株にあたると思います。

ICT (International Container Terminal Services, Inc.) - 港
ICTはフィリピン最大の湾港運営会社(ターミナルオペレータ)です。フィリピン以外でも世界各地の港で湾港運営を行っています。ラゾングループ。
コロナで減収減益企業が多い中、順調に業績を伸ばしています。20年チャートで見ると、概ね右肩上がりに見えます。

参考 ラゾングループ
PAL (PAL Holdings, Inc.) - 空運
フィリピン航空はフィリピンを代表する航空会社です。2021年に経営破綻し再建中。2022年は黒字化達成。LT(ルシオ・タン)グループです。

2GO (2GO Group, Inc.) - 運送一般
SMグループの物流会社。経営改善して2022年に黒字達成でこれから期待と思いきや、SMがTOBで完全子会社化、上場廃止予定。

2GO上場廃止へ SMが完全子会社化(2023/3/8)
財閥SM、物流大手2GOを買収(2021/3/22)
ATI (Asian Terminals, Inc.) - 港
湾港運営会社。ICTと同業。タンコグループ。個人的に着実に配当を増やしてるのが魅力。

参考 タンコグループ
LBC (LBC Express Holdings, Inc.) - 運送一般
宅配便会社。個人向け多い。送金業務も。アラネタグループと関係が深い。

参考 アラネタグループ
CEB (Cebu Air, Inc.) - 空運
CEBはフィリピンを代表するLCC(ローコストキャリア)です。JGサミットグループ。
コロナ開けて業績が上向くのは確実ですが、優先株や借入金の多さが株価の重しになっています。BPSはマイナス。
セブパシフィックは私もよく利用するのですが、Webサイトが不安定なのを早く直して欲しいです。

MAC (MacroAsia Corporation) - 空港支援
航空支援ビジネス。機体整備、陸上業務、機内食などに関するサービス。PALと同じLTグループ。
コロナ前2019年の水準までは遠いですが、2022年黒字達成。

C (Chelsea Logistics and Infrastructure Holdings Corp.) - 運送一般
ウデナグループの物流会社。タンカー、客船、トラック輸送などのサービスを提供している。SMに売却した2GOは業績回復中ですが、ここは(コロナ前から)業績不振。

参考 ウデナグループ
TUGS (Harbor Star Shipping Services, Inc.) - 港支援
TUGSは海運サービスの会社です。大型船での輸送ではなくて、小回りの利くタグボートやバージ(はしけ)を使った海運関連サービスを提供しています。
Harbor Star Shipping Servicesはフィリピンに拠点を置く海運サービス会社です。同社は、主にタグボート(曳航船)およびバージ(はしけ)による曳航および海上輸送サービスを提供しています。Harbor Starは、商業および産業用途において港や沖合での船舶の曳航や移動を支援するために使用される、船舶の曳航および船舶関連サービスを提供しています。また、同社は緊急対応サービス、海洋サルベージ、船舶修理および保守、海上警備などのサービスも提供しています。
by ChatGPT4
2022年はサルベージによる一時利益が大きくPER2倍台という異常値がついています。2018年にひと相場あった後、長期チャートで見ると現在は底値付近にも見えます。

参考 銘柄調査 TUGS
LSC (Lorenzo Shipping Corporation) – 海運
LSCは海運会社です。国内コンテナ輸送を行っています。業績はさえず、コロナ前から赤字が続いてましたが、2022年は黒字転換しています。


MAH (Metro Alliance Holdings & Equities Corp.)
MAHは子会社で契約物流?やサプライチェーンマネージメントなどのビジネスを行っています。時価総額1億ペソ程度の超小型株で、会社WEBサイトを見ても何の会社なのかどうもよくわかりません。

その他
以上、transportationセクターの銘柄をざっと調べてみました。物流関連の上場会社といえば、他に例えばALLHC(物流系倉庫)なども思いつきます。
あと、鉄道関連の上場会社があれば投資したいかもだが要調査。
その他参考
- アセアンの新たな物流ハブを狙うフィリピン【フィリピンビジネス情報 by JETRO 第9回】 ★ フィリピンは物流コストが高い。マルコス政権の物流ハブ化推し
- 国際協力銀行 フィリピンの投資環境 第20章 物流・インフラ ★
- JETRO フィリピンにおける物流インフラ(2015/3)
- Wikipedia – Transportation in the Philippines
- BIZLAB Magazine フィリピンの主要海運会社24選〜運輸・物流業界〜 フィリピンの主要物流会社18選〜運輸・物流業界〜
- フィリピンの貨物および物流市場 – 成長、トレンド、COVID-19 の影響、および予測 (2023 – 2028) 読んでないけど有料レポート、4750USD。Major Player(DHL、UPS、FedEx PHL Post、Nippon Yusen NYK)にPSE上場会社ないね
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