アボイティスグループ

企業グループ

アボイティスグループについて調べてみました

ポイント

  • スペイン系移民のアボイティスさんがレイテではじめたビジネスが発祥
  • 事業ポートフォリオは電力、銀行、食料など
  • PSE上場銘柄は、AEV、AP、UBP

発祥

1800年代後半にスペインからレイテに移民してきたパウリノ・アボイティス氏が、アバカ(麻の一種)の交易をはじめました。これがアボイティスグループのビジネスの起源と言われています。その後、ビジネスはビサヤ地方全体に拡大し、1920年に(非上場)持ち株会社を設立しました。

Aboitiz & Company (ACO) was founded by Paulino Aboitiz in the late 1800s as an abaca trading and general merchandise business in Ormoc, Leyte and later ventured into inter-island shipping to transport its goods across the Visayas. It was formally incorporated in 1920 and serves as the private holding company of the Aboitiz family today.

Aboitiz & Company
Aboitiz Group hits the century mark

事業ポートフォリオ

アボイティスの事業ポートフォリオは、電力、次いで銀行、食料が大きな割合を占めます。

AEV 2020プレゼン資料

発電ではフィリピン第2位(再生可能エネルギーではトップ)、銀行は収益率でフィリピン第3位のポジションです。

It has leadership positions in key Philippine industries:
Power: Top 2 generation, distribution and retail, and largest renewable capacity
Banking: Top 3 in terms of profitability ratios
Food: Top 4 feeds player in Southeast Asia
Infrastructure: Top 2 cement player, one of the largest bulk water projects
Land: Emerging national player

Investment Highlight

資本関係は以下のようになっています。PSE上場の統括持ち株会社Aboitiz Equity Ventures, Inc. の下に各事業の子会社があります。また Aboitiz Equity Ventures, Inc. の親会社が非上場のAboitiz & Company, incです。

Conglomerate Map

PSE上場会社

アボイティスグループのPSE上場企業は、持ち株会社のAboitiz Equity Ventures, Inc.(AEV)、電力のAboitiz Power Corporation(AP)、銀行のUnion Bank of the Philippines(UBP)です。事業ポートフォリオの大きな部分を占める電力、銀行の会社が上場しています。

ロゴ会社名(ティッカー)、セクター/サブセクターなど
Aboitiz Equity Ventures, Inc.(AEV)
セクター: Holding Firms
Aboitiz Power Corporation(AP)
セクター: Industrial / Electricity, Energy, Power & Water
Union Bank of the Philippines(UBP)
セクター: Financials / Banks

以下が、2021/8/13時点での時価総額、株価などのデータです。時価総額、財務(売上、利益、資産)の単位は億ペソです。時価総額も大きくAEV、APはPSEi採用銘柄です。

symbol時価総額浮動株比率売上利益資産株価EPSBPSPERPBR
AEV221047.3%1867208609239.252.7432.5114.321.21
AP173719.7%1104148397923.601.7117.2813.801.37
UBP92532.5%386116774575.859.4886.318.000.88

その他、参考

以上、アボイティスグループについてまとめてみました。もう少し面白エピソードや、株式市場にちなんだ話題などを盛り込めるとよいのですが、とりあえずこんなところでしょう。

参考、その他リンク

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