閑散銘柄のCROWN(Crown Asia Chemicals)に大きなクロス売買がありました。ABACUSが698万株、1150万ペソ相当の売買です。
1150万ペソなので一般的にはそれほど大きな金額ではないですが、この銘柄にしてはかなり大きな金額です。ここ数カ月で一番の大きさです。
朝10時ごろの段階ではCROWNが売買代金ランキングにも入っていて、値上がり率ランキングでトップ!にもなっていました(短時間だけ)。1日が終わると株価は行ってこいで全戻しでした。
結局株価は行って来いはでしたが、短時間でも盛り上がった理由は、もしかしたらポリマー紙幣のニュースの連想買いかもしれません。ポリマー → 塩ビ製品を作ってるCROWNとか・・・業績には全く影響なくても、他に材料がないときにはそういう連想ゲームで株価が動くこともあります。(ほんま知らんけど)
BSP to circulate polymer banknotes by next year (2021/10/25)
来月決算は出るでしょうが、とりあえず目新しい材料もなし、明日以降もヨコヨコでしょうか。
あと、引けの板を見ていて気付いたのですが、引けオークションで約定がない場合、最良気配でなく最後の約定価格(引けオークション前の値段)で売買をすることになるみたいです。こういう板(↓)の場合で売り注文する場合は、最良気配の1.67ではなくて1.66で売ることになると。細かい話ですが。
参考 引け前の売買ルール
追記 変更報告書
変更報告書が出てましたが、大口クロスの売りはEugene氏、買いは(主に)Derrick氏だったようです。
Eugene氏は2019年8月に社長を退任しましたが、その時は15%(9456万株)保有する筆頭株主(の一人)でした。そこから株を売り続けているようです。丸2年かけてようやく半分ぐらい売れた感じでしょうか・・・あと5200万株、Eugene氏の持ち分がすべて放出されるまでは株は上がりそうもないかも・・・・
追記 出来高異常691万株(11/23)
11月23日、似たような大型クロスがありました。ABACUSで691万株、1182万ペソ相当の売買です。
変更報告書が数日後に出ると思いますが、Eugene氏の売りでしょう。Eugene氏の保有株は残り約4500万株。このペースなら来年の前半には保有株がはけるかもしれません。
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