カソリック教会ファンドとBPI

先日調べてたCA(Concrete Aggregates)の株主の中に、マニラカソリック教会ファンド(“The Roman Catholic Archbishop of Manila, Endowment Arm”、マニラ・ローマカソリック大司教,基金部門?)というのがあって、珍しい株主だと思ってググってみたのですが、この教会ファンドは複数の上場会社に投資しているようです。ただし2023年現在私が確認できたのはCAとBPIのみ。

Billions of pesos in Church funds locked in stocks (2015/1/11)

Catholic Church has billions invested in BPI, Philex, San Miguel (2011/5/31)

有名な投資先はBPIで、357M株、約41.1B(411臆)ペソ相当の株を保有しています。

https://simplywall.st/stocks/ph/banks/pse-bpi/bank-of-the-philippine-islands-shares/ownership

なお、カソリック教会はBPI設立時から関わっており、というかアヤラと共同でBPIを設立したのがObras Piasというカソリック教会の基金だったようです。

BANCO ESPAÑOL-FILIPINO DE ISABEL II

あと、石炭関連への投資を禁止するというニュースがありました。

カソリック教会ファンドの投資対象にはブラックリスト(投資してはいけない対象)があり、化石燃料である石炭への投資を将来的に禁止する予定のようです。BPIが石炭ビジネスを行っているわけではなりませんが、石炭関連の会社に融資や投資は行っているわけで、もし教会ファンドがBPI株を売却する日が来たら結構大きなインパクトがありそうです。(以下ニュースソースは環境系メディア?の記事でどこまで実現可能性があるのかは不明)

Philippine Catholic church to divest from fossil fuels by 2025 (2022/1/29)

Green group urges new Manila prelate to withdraw Church’s investment in coal (2021/5/26)

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