DirectorとかOfficerとか

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PSE EDGEで”Directors and Management”タブから会社のDirectorとOfficerの一覧を見ることができます。

Director(取締役)は、会社の重要な意思決定、監視を行う人のことです。株主の代表として経営判断を行います。Directorは株主総会で選任されます。

Officer(執行役員)は、取締役が決定した方針に基づいて、業務を統括・実行・遂行する人のことです。Officerは取締役会で選任されます。

米国会社のしくみ より(フィリピンの会社も基本的にはアメリカスタイル)

Director(取締役)のトップがChairman(会長)で、経営判断を行うトップの人物です。日本語で会長というと半引退した名誉職というイメージもありますが、Chairmanはもう少し現役バリバリのイメージです(たぶん)。

Directorは会社の株式を1株以上保有しなければならないというルールがあります。新しく任命されたDirectorが1株だけ株を買っている(その報告の開示がPSE EDGEで流れ来る)のは、このルールのためです。

取締役は、自己が取締役となっている会社の株式を1株以上自らの名で株主名簿に登録し、所有しなければなりません。 これは、もともと取締役の役割として、会社の所有者である多数の株主の中から選ばれた信託人として、 法人が株主の資産を適正に運営するよう監督することが期待されているためです。

TCG – フィリピンの会社法

Officer(執行役員)のトップがChief Executive Officer(CEO)またはPresident(社長)です。会社によって、両方を兼ねていたり、CEOだけだったり、Presidentだけだっり、両方いる場合があります。

日本語に直訳するとOfficerは役員ですが、日本語で役員というと取締役のことで、言葉から受けるイメージが異なるので混乱します。

このようにDirectorとOfficerが明確に区別されていますが、兼任は可能です。会社によってはChairmanとCEOを兼任している場合もあります(日本語の社長のイメージ?)。

また、複数の会社のDirectorやOfficerのかけもちも可能です。例えば、アライアンスグローバルを率いるアンドリュー・タン氏、AGI、ELI、EMP、GERI、MEGのChairmanであり、MEGとGERIのCEOでもあります。息子のケビン氏がAGIのCEOを任されています。

PSE上場会社のDirector、Officer一覧

以上、混乱してよくわかっていなかったのでDirector、Officerについて記事にしてみました。まだモヤモヤしていてよくわかっていない部分も多いですが、とりあえずこんなところで。

アイキャッチ画像はWikipediaの取締役会より

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