2023/7/21に解除されました。トラベルパスは必要なくなりました。めでたしめでたし
フィリピン入国時のeTravelとは別物です。SIRVホルダーの人が必要な手続きです
現在のSIRV(投資家ビザ)ホルダーのデメリットの一つですが、出国時にはトラベルパスの取得(5営業日前までに申請)が、また入国時には入国連絡(入国後3日以内)が必要です。なお、コロナ中の暫定措置のはずなのでそのうちなくなるはずです。
ポイント
- トラベルパス:フィリピンから出国時に必要。発行に5営業日かかる。費用750ペソ。
- 発行日から1カ月間有効。旅程変更時は1か月以内なら再発行などは不要
- 手続きによってメールアドレスが異なる
- トラベルパスの申請→トラベルパス係
- 支払った後のレシートの送付→アカウンタント係
- 入国時の連絡→インセンティブ係
トラベルパスとは
トラベルパスはパンデミックの時、2021年3月からはじまった制度で、SIRVホルダーは出国時にトラベルパスを申請する義務があります。出発予定日の5営業日前までにBOIに申請する必要があります。
以下お知らせ掲示↓
IATF Resolution No. 99-Aという法令?に基づき実施されています。SIRVだけでなく、SRRVやPEZAなどのビザでも出国時にトラベルパスが必要なようです。
参考
- PASCO トラベルパスの入手について (2022/4/5)
- BI Requires Travel Pass for Select Foreign Nationals Departing the Philippines (2021/3/18)
- COVID-19 Travel Pass for SRRV holders
(TODO: もしトラベルパスを取得せずに出国しようとした場合は空港で止められる?)
トラベルパス申請の流れ
次のような流れになります。
①BOIのトラベルパス係宛に申請フォームを添付してメール
↓
②トラベルパス係から請求書が送られてくる
↓
③LinkBizのWebサイトで支払い
④BOIのアカウンタント宛に支払いレシートを添付してメール
↓ (5営業日以内)
⑤BOIからトラベルパスのPDFがメールで送られてる
①トラベルパス申請
以下はトラベルパス申請書(Wordファイル)です。BOIに問い合わせると申請書のワードファイルを送ってくれます。またはダウンロードフォームのページからもダウンロード可能です。
特に記入が難しい項目はないと思います。
出国の度に書くので保存しておいて、2回目以降は日付だけ変えて使いまわすとよいと思います。
なお、トラベルパス発行まで5営業日かかるらしいので、5営業日後の日付を指定した方がよいと思います(TODO 超急ぎの場合は?)。
②請求書が送られてくる
メールが複数送られ来ます。
- トラベルパス係からPDF添付のメール(このメールは無視)
- アカウン係から請求書画像添付のメール
- トラベルパス係から上と同じ請求書画像、および支払い方法解説のPDF添付のメール
3のメールを待ちます。3のメールの内容は以下のようなものです。
添付ファイルの請求書画像は以下です。
なお、平日の営業時間帯であれば、けっこうすぐ(数時間以内)にこのメールが来ることが多いです。
③Link.Bizで支払い
支払い方法はいくつかあるようですが、私は次の方法で支払いしています。
LandbankのLink.BizPortalというWebサイトから支払いを行います。
Webサイト https://www.lbp-eservices.com/egps/portal/index.jsp
↓
PAY NOWボタンから支払いに進みます。
↓
SELECT MERCHANT画面で”BOARD OF INVESTMENTS“を選びCONTINUEですすみます
↓
Transactions画面で”SIRV Certification Fee“を選びCONTUNUEですすみます。最初、この項目が見つけられず、少し悩みました。
↓
次のTransaction Details画面で必要な項目を入力します。
以下が入力項目です。
- Amount: 750 (金額、最初から入力されています)
- Oreder of Payment No: 請求書に書いてた番号
- Name: 自分の名前
- Particulars: 特に指示はなかったと思いますが必須項目なので、”Travel Pass”、”Travel Pass Certification”など入力しとけばいいと思います。
- Date of Order of Payment: 請求書に書いてた日付
- Email Address: 自分のメールアドレス
- Payment Mode: GCashの場合は、”Cash Payment and GCash, Maya….”を選択
Continueを押すと次の画面に移動します。
↓
次の画面では支払い方法を選択します、GCashの場合は、”Mobile”タブ→GCashを選択します。やったことないですがPaymayaやGrabPayでも払えるみたいです。30ペソ手数料がかかり合計780ペソになります。
Proceedボタンで進みます
↓
GCashの場合、GCashのログイン画面に移動します。
電話番号を入力しNEXTを押します
↓
6桁のコードが送られてくるので入力、NEXT
↓
4桁のMPINを入力、NEXT
↓
確認画面、PAY XXXボタンを押します。
↓
支払い完了画面が表示されます。
④アカウンタント宛てメール
この画面(またはeメール宛てに送られてくるTransaction Successというメール)のスクリーンショットを保存して、アカウンタント宛てにメールします。最初にメールしたトラベルパス宛ではないので注意してください(私は念のためCCにトラベルパスを入れてメールしてます)。
トラベルパスから次のような支払いを確認したというメールが来ます。
Dear Sir/Madame,
This is to acknowledge receipt of the proof of payment for your Travel Pass application.
We will process your request within five (5) working days and will send you the Travel Pass once finalized.
この後トラベルパスが送られてくるのに数日かかるので待ちます。
⑤BOIからトラベルパスのPDFがメールで送られてる
5営業日以内、早ければ翌日とかにトラベルパスのPDFがメールが送られてきます。
このトラベルパスは発行日から一カ月間有効なので、もし日程を変更しても、再度トラベルパスを取り直す必要はありません。
なお一回のみ有効なので、出国の度にこのトラベルパスを取得する必要があります。750ペソもですが、毎回申請書出して、支払いして、というのが手間ですね・・・
入国時の連絡義務
フィリピンから出国する際はトラベルパスが必要ですが、入国するときもBOIに一報連絡が必要なことになっています。トラベルパスにも以下のような記載があります。
Please be reminded to notify our office within three (3) days from his date of return by sending copies of his passport bio-page, visa sticker and latest Immigration arrival stamp to our e-mail address xxxxx@….
入国後3日以内に、BOIのインセンティブ係宛に、パスポートに押された入国スタンプの画像(とパスポートの顔写真ページとVISAシールのページの画像)を添付して、メールします。
以上、トラベルパスの手続についてまとめてみました。750ペソもともかく、毎回メールしたり、支払いしたりの手続きが手間です。ビザなし(観光ビザ)で入出国する人はこんな手間はないので、VISAを取った人の方が手続きが面倒になってしまっています。コロナ時の暫定措置だったはずなので、コロナ終わってそろそろ解除してほしいところですが・・・
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