Stock Certificateの取得

SIRV

前回までの手続きでSIRVは一応取得できました。この後、約1年後(?)のSIRVの期限切れ前に年次レポート(と有効期限3年延長の申請書)を提出します。この年次レポート提出までにStock Certificateを取得しておく必要があります。

ポイント

  • Stock Certificateの取得は時間がかかる(1か月~数カ月)
  • 銘柄によってはTransfer Agentに行く必要ありで手間
  • 保有銘柄数が多いと手間

Stock Certificateとは

Stock Certificate株主であることを証明する紙の証明書です。電子化される前の株券の名残りのような仕組みと思われますが、SIRVビザ申請の手続きではこの紙の証明書を取得する必要があります。

UpliftingとLodging

Stock Certificateの取得は証券会社に依頼します。証券会社のオンライン口座の株を紙のStock Certificateにする手続きをUpliftingと言い、逆にStock Certificateをオンライン口座に戻す手続きをLodgingと言います。紙のStock Certificateの状態では株の売買ができないので、株を売却したい場合はLodgingしてオンライン口座に株を戻す必要があります。

UpliftingとLoding

Transfer Agent

Stock Certificateを証券会社に申請した先のイメージは以下のようになります。

Stock Certificateの申請イメージ。証券会社に依頼すると、証券会社がTransfer Agentに申請してStock Certificateが発行される。

証券会社は各上場会社ごとのTransfer AgentにStock Certificateを依頼します。Transfer Agentとは上場会社の株券の管理、名義書き換えを代行する組織のことです(参考 )。

私の場合SIRV用に5銘柄(CNPF、COSCO、CROWN、GLO、UPS)を購入しましたが、5社分のStock Certificateを取得することになりました。

また、面倒だったのが銘柄によっては、Transfer Agentのオフィスに直接行ってサインといった手続きが必要なことがありました。どこどこに行ってサインしてください、という指示は証券会社からもらえるのですが、これはけっこう面倒でした(5社中3社に出頭を命じられて面倒でした)。

手続きの流れ

Stock Certificateの申請(証券会社)

↓ 1か月~数カ月

BOIにアノテーション依頼書(?)の申請(BOI)

必要書類:レターとStock Certificateのコピー

↓ 1週間

アノテーション依頼書受け取り(BOI)

アノテーション依頼(証券会社)

↓ 2週間程度

受け取り(証券会社)

Stock Certificateの申請(証券会社へ)

証券会社にStock Certificateを申請します。私は株を購入したFMSに申請しました。

Stock Certificateの発行(Uplifting)はけっこう時間がかかり、1か月~数カ月かかります。私の場合は最短でGLOの1か月、CNPFは4か月もかかりました(多分忘れられてた、何度か問い合わせてやっと処理してもらえた)。

また銘柄によっては投資家本人が直接Transfer Agentのオフィスに行って、サインするなどの手続きが必要でした。銘柄ごとに指示がくるので、それに従って手続きを行います。1社だけならまだしも、複数社、あっち行け、こっち行けとか言われてかなり面倒でした。

CNPFのStock Certificate。私の場合はこれを5社分取得

アノテーション依頼書の申請(BOI)

Stock Certificateが取得できたら、次にStock Certificateに”私は売りませんよ”というアノテーション(付記)を付けます。

まずBOIにアノテーション依頼書(?)の発行を申請します。なおここでは「アノテーション依頼書」と勝手に呼んでいますが、正式にはなんという名前の書類か不明です。

必要書類はStock Certificateのコピーとレターです。以下はレターの例です。

アノテーションを付けたいですというレター

以前書いた(SIRV申請時だったかの?)レターをコピーして少し書き換えて提出しました。レターの中にStock Cretificate一覧とCeritifate番号を明記する必要があります。Certificate番号はStock Ceritificateに書いてあります。

またStock Certificateの原本はBOIに預けずに自分で持っておきます。コピーを提出します。ただし原本も持っていて見せました。

ここのでの費用は750ペソ × Stock Ceritifacte数です。私の場合は5銘柄で3750ペソでした。銘柄数が多いほどあちこちで費用と手間がかかります。

アノテーション依頼書の受け取り(BOI)

5営業日くらいにBOIにアノテーション依頼書を受け取りに行きます。私は月曜日に申請して金曜日に受け取れました。以下がアノテーション依頼書の例です。これをStock Certificateの数分(Stock Certificateの分)もらいます。

アノテーション依頼(証券会社)

証券会社にアノテーションを依頼します。BOIでもらったアノテーション依頼書とStock Certificate原本を提出します。

証券会社の人は、自分で直接Transfer Agent行って手続きもできますよ、と言ってましたが、私の場合5社あり大変そうだったので、証券会社に頼みました。1~2社だったらTransfer Agent直に依頼するのもありかもしれません。

あとは証券会社がよきにはからってくれて、アノテーション付のStock Agentを用意してくれます。なお、私の場合5社中1社、また出頭指示があってTransfer Agentのオフィスに行ってサインという処理が必要でした。

Stock Certificateの取得は何か月もかかりましたが、アノテーションは2週間ほどで処理が完了できました。

Stock Certificateの裏面にアノテーションがついたもの

まとめ

このアノテーション付Stock Certificateが次の年次レポート、および有効期限を3年間に延長する書類に必要となります。

さっそく3年延長申請の書類を出そうかと思ったら、年次レポートと一緒にSIRVの期限が切れる一カ月前じゃないと受け付けてないと言われてしまいました。有効期限切れはまだしばらく先なので、またしばらくたってからこの記事も更新したいと思います。

いやーしかしもうStock Certificate関連は本当面倒。銘柄数が多いとさらに面倒、1~2銘柄にしておくべきだったか・・・

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