PSEのセクター分類で、セクター”Industrial”、サブセクター”Electricity, Energy, Power & Water”の銘柄を調べてみました。主要な銘柄は以前電力セクターで調べましたが、今回は時価総額が小さめの中堅以降の銘柄を調べてみました。
- 銘柄一覧
- MWC (Manila Water Company, Inc.) 水道
- SGP (Synergy Grid & Development Phils., Inc.) 送電
- PCOR (Petron Corporation) 石油(精製~販売)、サンミゲル
- FPH (First Philippine Holdings Corporation) 持ち株会社、ロペス
- SHLPH (Shell Pilipinas Corporation) 石油(~販売)
- VVT (Vivant Corporation) 火力発電 377MW
- SPNEC (SP New Energy Corporation) 太陽光発電 185MW→10GW?
- SPC (SPC Power Corporation) 火力発電 350MW超?、韓国系
- PNX (Phoenix Petroleum Philippines, Inc.) 石油(~販売?)、ウデナ
- ACR (Alsons Consolidated Resources, Inc.) 火力発電 400MW超?、ミンダナオ
- ALTER (Alternergy Holdings Corporation) 再エネ発電 70MW→140MW→1.2GW?
- BSC (Basic Energy Corporation) 石油(~販売)、再エネも
- PERC (PetroEnergy Resources Corporation) 再エネ 138MW、石油(探索~)
- ASLAG (Raslag Corp.) 太陽光 40MW→140MW
- JOH (Jolliville Holdings Corporation) 発電 20MW(水力 10MW)、ジョリビーに勝利
- ガスステーション
- その他の再エネ銘柄
銘柄一覧
以下が調べてみた銘柄のリストです。
MWC (Manila Water Company, Inc.) 水道
マニラウォーターは水道会社です。
マニラ首都圏の水道は1997年に民営化され、マニラの東側地区をマニラウォーター、西側をマニラッド(非上場)が運営しています。
またマニラ以外にもフィリピン各地で水道事業を、また海外(ベトナム、タイ、サウジ、インドネシア)の水道事業にも投資を行っています。
売上規模ではマニラ首都圏が大半を占めています。
アヤラグループ傘下でしたが、ラゾングループが買収し経営しています。普通株式はアヤラがまだ保有していますが、議決権付優先株?でラゾングループが過半数の議決権を保有しているようです。
2023年はモンスーンによる水不足が懸念されており話題になる銘柄です。順調に規模拡大、時価総額が拡大していけばそのうちPSEi入りも期待できる銘柄です。
参考 ラゾングループ
東南アジアの水ビジネスの機会 水道事業に関連する行政機関の図。左側に小さくマニラを管轄すMWSSとマニラウォーター、マニラッドの記述が
SGP (Synergy Grid & Development Phils., Inc.) 送電
シナジーグリッドは送電会社です。フィリピンの電力システムは発電、送電、売電と役割が分かれているのですが、送電はNGCPという国営会社が独占的に担当しています。このNGCPを裏口上場の形で(NGCPの株を保有する親会社の形で?)上場させたのがSGPです。
参考
フィリピン送電社(NGCP)のバックドア上場Synergy Grid! (2021/10/24)
Synergy Grid & Development Phils., Inc.の公募増資の募集が始まったのですけども。(2021/10/25)
送電部分を独占しており他に競争相手がいないためか、けっこう儲かるようで、配当利回りも魅力でした。が、今年に入ってからか政治家から”電気で儲けて配当を出すなんてケシカラン”、”配当出す金があったら設備投資して停電なんとかしろ”、”免許更新させないぞ!”みたいな脅しがかかっているようです。減配発表もあってか、最近株価が大きく下げています。
しかし減配後の配当 0.1737ペソ×4=0.6948ペソでも今の株価8.14ペソで年間の配当利回り8.5%、多少設備投資に余計回したとしてもおいしい配当水準のような気もします。
参考 Markado Barkada News
3/9 declared Q1 cash dividends of ₱0.1737/share, payable on April 13…
3/29 Assistant VP Cynthia Alabanza, in response to allegations from a Senate panel…
5/19 the awkward direct and beneficial owner of National Grid Corporation of the Philippines…
PCOR (Petron Corporation) 石油(精製~販売)、サンミゲル
ぺトロンはフィリピン最大の石油会社で、石油の精製や販売を行っています。石油ビジネスの川下部分を手がけています。ラモンアン氏率いるサンミゲルグループの会社です。
Petronブランドのガソリンスタンドをフィリピン中で展開しています(1900か所以上)。石油とLPGガス販売でフィリピンシェア1位らしいです。
またガソリンスタンドは多くの会社が運営していますが、石油精製所をもっているのは現在ぺトロンだけらしいです。マレーシアでも事業を行っています。
Petron Corporation is the largest oil company in the Philippines, operating the country’s only remaining refinery. Also a leading player in the Malaysian market, we have a combined refining capacity of 268,000 barrels per day, producing a full range of world-class fuels and petrochemicals to fuel the lives of millions of Filipinos and Malaysians.
https://www.petron.com/who-we-are/
最近急騰してましたが、イーグルセメントのようなTOB話の噂でもあったのでしょうか?
参考 サンミゲルグループ
FPH (First Philippine Holdings Corporation) 持ち株会社、ロペス
ファースト・フィリピン・ホールディングはロペスグループのインフラ系持ち株会社です。PSE上場の子会社にはFGEN(再生可能エネルギー)、ROCK(不動産)などがあります。
PER(2.31倍)、 PBR(0.21倍)などの指標で見るとものすごく割安に見えるのですが、なぜでしょうか?(子会社のFGENも同様)
SHLPH (Shell Pilipinas Corporation) 石油(~販売)
シェル・フィリピンは、世界石油メジャーの一つ、イギリスのシェル傘下の石油会社です。ぺトロン同様、石油の川下工程をビジネスとしています。
精製所も以前は稼働していたのですが、現在は閉鎖し、加工済の石油製品を輸入、販売しているようです。
シェル、フィリピンの製油所を閉鎖 輸入基地に転換 (2020/8/14)
また、マランパヤガス田の権益を以前はもっていたのですが、ラゾングループに売却しています。
シェル、ガス田開発から正式撤退 (2022/11/2)
VVT (Vivant Corporation) 火力発電 377MW
ヴィヴァントは発電会社です。
火力発電(石炭火力、ディーゼル火力)でトータル377MWを発電しています。以前は水力や地熱なども少し手掛けていたようですが、現在は火力発電のみのようです。
発電事業の他に配電、小口売電も行っていますが、8割近くは発電事業の売上です。
配電(Power Distribution)
VTTは発電だけでなく、配電会社Visayan Electric Company (VECO)の35%の株を保有しています。て、あれ?送電はフィリピンではNGCP(SGP)が独占なのではなかったっけ?と思ったのですが、
発電所から消費地に送るまでを「送電」、各家庭などに届くまでを「配電」と呼ぶ
送電網とは
ということのようです。
小口売電(Retail Electricity)
retailは屋根に太陽光パネルをつけて電力買取的なものだと思います(よくわかってない)。
SPNEC (SP New Energy Corporation) 太陽光発電 185MW→10GW?
SPNECは太陽光発電の会社です。
2021年12月に上場したばかりの新しい会社で、会長兼CEOはLeandro Leviste氏、まだ29才です(多分フィリピンで最年少上場社長?)。
10GW(!)の太陽光発電ポートフォリオを保有するという野心的な計画を発表しています。しかも2026年とかそれほど遠くない時期に。
現在稼働中の施設はBatangas、Tarlac、小口Rooftopなどで185MW(SPNECの持ち分は100MW相当)。
同じく太陽光発電のCREITなどは分配金利回りなどで計算できるのですが、SPNECはもう株価が高いか安いのかバリュエーションでは判断できません。
野心的な計画を実現するための資金調達として、SRO、第三者割当などが続々と行われているようで、上場以降、株主構成が大きく変動しています。MPIが資本参加しさらに持ち分増加?TOB憶測もあるのでしょうか?
なお、最近上場した会社の中で唯一株価が(公募価格比で)プラスの会社のようです。
IPO主幹事だったAbacusの人が、Twitterで投資家の人からの疑問、質問に回答しています。
IPO上場時はソーラーフィリピンの子会社としてNueva Ecijaの500MWの太陽光発電建設などに投資的な理解しやすい構図でしたが、いつの間にかフィリピン全土に10GWの太陽光発電建設用の投資会社になっていて、IPOに応募した人は、アメリカ旅行のつもりで船に乗ったら火星行だったみたいな気分かも・・・しかし20代にしてこの野心的な計画、社長はフィリピンの孫正義的な人物なのかもしれません。
なお、6/2現在、PSEの浮動株20%ルール(minimum public ownership (MPO))で?売買停止になっています。
ソーラーフィリピン・ヌエバエシハコーポレーション(SPNEC)のIPO決定!(2021/11/16)
再生可能エネルギー大手SPNECの資本戦略が明確になってきました。(2023/2/13)
Metro Pacific poised to become SPNEC’s largest shareholder (2023/5/9)
SPC (SPC Power Corporation) 火力発電 350MW超?、韓国系
SPCパワーは発電会社です。セブやイロイロなどで火力発電所を運営しています。総発電量は300MW超?
韓国系のKEPCO Philippinesが38%の株券を持つ大株主です (https://www.kepcospc.com/)。主要発電所のセブの110.5MW x 2基の発電所は合弁会社のKSPC(KEPCO SPC Power Corporation)が運営、管理しているようです。
利益のほとんどを配当にまわしており、配当利回りが高い(10%とか)のが魅力だったようですが、2022年は全力配当をやめたのかしょぼくなっていました。
株価は2020年に暴落した後横ばい状態です。
PNX (Phoenix Petroleum Philippines, Inc.) 石油(~販売?)、ウデナ
フェニックス・ペトロリアムはウデナグループの石油会社です。
PHOENIXブランドのガソリンスタンドを運営しています。
2020年以降赤字転落無配、ウデナグループ全体の資金難もあってか、業績は厳しいようです。
2023年6月2日現在、年間レポート未提出で取引停止中です。
参考 ウデナグループ
ACR (Alsons Consolidated Resources, Inc.) 火力発電 400MW超?、ミンダナオ
アルソンズ・コンソリデッド・リソーシズは、ミンダナオ地盤の発電会社です。現在の発電容量はトータル468MW?
現在はすべて火力発電(ディーゼル発電、石炭火力)ですが、初の水力発電所(Siguil Hydro Power 14.5MW)が2023年に稼働予定です。来年以降も発電所が完成予定で発電容量が徐々に増える予定です。
ミンダナオの旺盛な電力需要を反映して、売上は好調なようです。一方株価は冴えず右肩下がり。どこかで反転しそうな気もします。
現在の会長はNicasio I. Alcantara氏(79)、以前ぺトロンの会長&CEO、フェニックス石油の会長も務めた経歴があり、経験豊富で顔もききそうです。
MarketScreener – Nicasio I. Alcantara
2021年までは、弟のTomas I Alcantara氏(75)がACRの会長でしたが、健康上の理由により会長は退き、兄のNicasio氏が会長に戻りました。Tomas氏は現在セメントのホルシムフィリピンの会長です。
MarketScreener – Tomas I Alcantara Forbes –Tomas Alcantara
日本企業も資本参加、技術供与、工事受注など関連しているようです。フィリピンでは石炭火力の新規建設が禁止になってるようで、現在許可の下りてるもの(2027年稼働予定のSRPIの石炭火力建設が最後?)の後は、今後再エネ発電所にシフトしていくのでしょうか?
豊田通商参画のミンダナオ発電所、GBPC50%出資へ(2017/9/28)
日揮 ミンダナオで石炭火力発電所受注(2016/8/17)
【フィリピン】政府、石炭火力発電新設を禁止。再エネ開発にシフト (2020/10/19)
ALTER (Alternergy Holdings Corporation) 再エネ発電 70MW→140MW→1.2GW?
アルターエナジーは発電会社で、太陽光、風力、水力の3種類の発電所を建設、運営しています。
2023年3月に上場したばかりの新しい会社です。
現在稼働中の発電容量は70MWで建設中がプラス70MW、建設段階前の計画中のもので将来1.2GWの発電容量を予定しています。
計画中のプロジェクトでは、シェルと合弁のCalavite Passage Wind PowerとTablas Strait Offshore Wind Powerという風力発電が最大1GWと大規模なようです。この計画が実現すると売上は相当伸びそうです。
まだ稼働中の発電所は小規模で、発電収入は小さいですが、ALTERに投資する場合は、将来への投資的な感じになるのでしょうか。
Shell and Altenergy consider 1 GW offshore wind project in the Philippines (2022/12/25)
TODO: ProspectusではBPS 0.45なのが最新の四半期レポートだとBPS1.5になってる・・・どういうこと?
BSC (Basic Energy Corporation) 石油(~販売)、再エネも
ベーシックエナジーは石油の川下工程のビジネスを行っています。(たぶん)系列のガソリンスタンド、TOTALへガソリンを販売しています。
2021年に石油販売のMAP 2000 Development Corpが買収し裏口上場しました。
また、再生可能エネルギー事業への投資も行っています。
- 風力発電、バタンガスのMabini wind project (50MW)
- 地熱発電、Iriga(Camarines Sur)で調査中、Desco Inc
- 水力発電、Pangasinanの既存の施設を買収検討(1.35MW)
- 太陽光発電、ミャンマーの220MW。これは検討してただけでやめた?
Power Philippines – TAG:basic-energy-corporation
PERC (PetroEnergy Resources Corporation) 再エネ 138MW、石油(探索~)
ペトロエナジーはユーチェンコグループの発電会社です。
子会社のPetroGreenを通して再生可能エネルギーの発電所を運営しています。なお、ユーチェンコグループの再編で最近EEIから株を購入したため持ち分は以下の表より高まります。
現在以下の地熱、風力、太陽光の発電所を運営しています。
20MW Maibarara-1 Geothermal Power Plant (Batangas)
https://petroenergy.com.ph/#!/about-us#corporate-structure
12MW Maibarara-2 Geothermal Power Plant (Batangas)
36MW Nabas-1 Wind Power Plant (Aklan)
50MWDC Tarlac-1 Solar Power Plant (Tarlac)
20MW DC Tarlac-2 Solar Power Plant (Tarlac)
その他の事業で、石油の上流工程の事業、石油探索も行っています。以下の権益を保有しています。現在稼働しているのは西アフリカのガボンで、その他はまだ先の話のようです。
Gabonese Oil Concessions 2.525%
17-A 2022
SC 14C2 – West Linapacan 4.137%
SC 75 – NW Palawan 15.000%
売上の比率では発電所運営(電気販売)が大きく、次にガボンからの石油輸入も貢献しています。
2022年に電気販売が落ち込んだのは地熱発電所が一カ月停止した影響、石油販売が伸びた理由は石油価格上昇のため(ということは2023年は反落?)のようです。
EEIから再エネ発電所の株を購入し持ち分が増えたので、電気販売の売上自体は伸びるのではないでしょうか。
ASLAG (Raslag Corp.) 太陽光 40MW→140MW
ラスラグは太陽光発電の会社です。パンパンガで稼働中の太陽光発電容量は現在約40MWで、追加で+100MWの計画があります。
2022年6月に上場した新しい会社です。
PERが0.11、BPSが1.43、配当が0.0334ペソ、株価1.42ペソで計算するとPER12.9倍、PBR1.0倍、配当利回り2.3%(年2回なら4.6%?)と、比較的現実的なバリュエーションな気がします。
なおUtility-scale solarと書かれていることがありますが、ユーティリティースケール太陽光発電は、住宅の屋根などでない、大規模(MW級)な太陽光発電のことです。
JOH (Jolliville Holdings Corporation) 発電 20MW(水力 10MW)、ジョリビーに勝利
ジョリビールは、発電、不動産賃貸、水ビジネスなど複数の事業を行っています。
売上、利益では発電事業が大きいです。
発電は9.6MWのディーゼル火力と、10MWの小型水力発電所が稼働しています。2022年は2021年より発電総量は減りましたが燃料費と再エネの補助金?が増えて収入は増加しているようです。
名前がジョリビーと似ていますが、(たぶん)社長の名前Jollyからつけた名前です。ジョリビーがまぎらわしいとして訴訟になったことがあるようです(勝訴して社名は変えずにすんだ)。
Market Screener – Jolly Lim Ting
Jollibee loses to Jolliville in IPOPHL trademark case (2017/7/4)
What’s next for ex-nightclub king who beat Jollibee? (Youtube) (2017/7/6)
また少し変わったところでは、不動産賃貸でKTV関連(女の子のいる飲み屋)のビジネスも行っていたようです。コロナで店は占めたようです。
Pegasus, Air Force One, Other KTV and Men’s Clubs Reportedly Shutting Down (2020/7/9)
あと、水ビジネスのH20 Ventures Corp (証券シンボル H2O)という上場子会社があったのですが、これはウデナグループに売却されて、H2Oは今のPHRになったらしいです(裏口上場的に)。
Jolliville to sell water business (2018/2/24)
he sold listed company $h2O to DAU
— Market Babbler (@market_babbler) June 5, 2023
indeed a true pegasus
2022年のEPSは0.6、BPSは8.9、現在の株価0.6ペソで計算するとPER6.1倍、PBR0.4倍となります。無配。マニラに不動産賃貸用の土地と建物も保有(どこ?)しています。
ガスステーション
Wikipedia – List of gas station chains in the Philippines
ガスステーションと関連するPSE上場会社
- Petron PCOR
- Phoenix PNX
- Shell SHLPH
- Total 取引先BSC?
その他の再エネ銘柄
その他の再生可能エネルギー関連の銘柄についていくつか調べてみました。
参考
RECD (Repower Energy Development Corporation) 水力 10MW→35MW
2023/6/26上場予定のリパワーエナジー。ここは水力発電専業です。
CREIT(Citicore Energy REIT Corp.) 太陽光 269MW→+411MW
CREITは太陽光発電所(土地 or/and 発電所)を保有するREITです。2022年2月上場。SPNECやALTERと違って既にある発電所に投資しているので利回りなどで判断しやすいです。
ORE (Oriental Peninsula Resources) ニッケル鉱山、丸紅と再エネ 400MW
ニッケル鉱山の会社です。旧アンピン銘柄。
丸紅と水力と太陽光発電プラントの建設計画の調印、400MWの再エネ発電を行うようです。
due to news over the weekend that Ms. Tanchay had signed a memorandum of agreement (MOA) with Marubeni Corp, a Japanese conglomerate, to develop and construct a 250 megawatt (MW) hydroelectric power plant and a 150 MW solar power plant.
Oriental Peninsula Resources jumps 30% on power plant news (2023/2/14)
MarketScreener – Caroline L. Tanchay
APC (APC Group, Inc.) 地熱→300MW?、SMグループ
APCは資源採掘、地熱発電、他にセメント事業を行っています。
セグメント情報の開示がなく、どの事業でどれぐらいの利益が出ているのか不明です。トータルではここ数年ずっと赤字です。
地熱では以下の子会社があるようですが、まだ稼働はしてない?
PRC-MAGMA Energy Resources Inc. 60-100MW x 2
参考 https://www.apcaragorn.net/index.php/home/our-company/10-home/subsidiaries
Aragorn Power and Energy Corp. 100MW
大株主はBELで、SMグループのエネルギー関連事業の子会社です。
参考 BELグループ
以上、中堅以降の電力セクター(含むインフラ銘柄)を調べてみました。PSE上場会社で、全く知らない銘柄が大分減ってきた気がします。
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