[MWIDE]メガワイド 超配当

銘柄調査

メガワイドについて調べてみました。

メガワイド(Megawide Construction Corporation、証券シンボルMWIDE)はフィリピンの大手建設会社の一つです。若い2人のエンジニアが企業した新興の建設会社です。なお、AGIグループの不動産会社メガワールド(Megaworld、証券シンボルMEG)と名前が似てますが、無関係です。

特別配当

私が今回メガワイドに興味を持ったきっかけは、”配当”です。SimplyWallSTのフィリピン株配当利回りランキングで配当利回り15.7%でトップでした。

https://simplywall.st/stocks/ph/dividend-yield-high

なおメガワイドは今年に入って特別配当0.5ペソを2回実施しており、あわせて1.0ペソで計算すると、瞬間年間配当利回りは31.4%という数字になります。(毎年配当は実施しておらず、忘れたころに特別配当を実施しています。来年以降の配当は不明)

株価は配当発表で暴騰→配当落ち後全戻し、というのを2回繰り返しています。

https://www.investagrams.com/Stock/PSE:MWIDE

ただ合計1.0ペソも配当を出した後、1.0ペソ分下げずに配当発表前の株価水準を保っているのは、実質株価30%程度値上がりしたと考えてもいいんじゃないでしょうか。

マクタン・セブ空港運営事業

ただこんな配当大判振る舞いするような好業績なのか?というと、少し微妙です。2022年は建設事業は順調で利益は出ていますが、利益の大半は赤字の空港事業をアボイティスに売って得た一時利益が大きいです。

Exhibit 2 -SEC Form 17 – A Consolidated FS-1.pdf

また今年に入って2023 1Qは建設事業は微益(固定費増)、Landport事業が赤字(空室率高)で、赤字決算になっています。

2023 1Q

参考

アボイティス、セブ空港運営事業を250億ペソで取得へ (2022/9/5)

メガワイドは21年損失拡大に 空港運営が足引っ張る (2022/4/27)

Market Barkada Megawide declares ₱0.50 special dividend (2023/5/16) / Megawide reported a Q1 net loss of ₱7 million (2023/5/25)

創業者 エドガー・サアベドラ氏

メガワイドのグループトップは、エドガー・サアベドラ氏です。会長、CEO、大株主です。

Information Statement

メガワイドは、エドガー・サアベドラ(Edgar B. Saavedra)氏とマイケル・コシクエン氏(Michael Cosiquien)の大学卒業後数年の2人の若いエンジニアにより1997年に創業された建設会社が前身です。2004年に総合建設会社として設立、2011年にPSE上場を果たしました。上場時はSMグループのバックアップがありました(SMは持ち分株式を2016年に売却)。

Megawide buys back shares from Sy family, charts aggressive growth plan (2016/7/31)

会社は順調に売り上げを伸ばし、メガワイドの時価総額も上昇。創業者2人は、若いうちに長者番付に載る億万長者になりました。

Here Are 5 Pinoy Businessmen Who Made Their First Million Before They Were 40 (2017/9/11)

Forbes – Edgar Saavedra / Michael Cosiquien

創業者の一人マイケルは、冷凍倉庫のビジネスに注力するために2017年にメガワイドの経営からは離れました。

Megawide cofounder bowing out to focus on family venture (2017/12/11)

2019年ぐらいまでは株価も順調に伸びていたのですが、その後、以前の急成長が止まった風で株価はかなり低迷しています。(TODO 2019年以降の暴落の原因は何?)

https://megawide.com.ph/about-us/

Youtube フィリピン企業訪問「エドガCEO訪問しました」前編 後編

Marketscreener – Edgar B. Saavedra

Billionaire Edgar Saavedra in 3 Minutes

フィリピンニュースアーカイブ MEGAWIDE

時価総額

時価総額は64臆ペソで、中小型株です。同業のEEIと同じくらいの時価総額になっています。

建設セクターの銘柄 (2023/5末時点)

参考 建設セクター

バリュエーション

2022年決算ではEPS 1.53、BPS 3.69です。現在の株価3.16ペソで単純計算するとPER2.0倍、PBR1.16倍となります。

一時要因で業績がかなりぶれており、さらに本業の建設事業もプロジェクトの進捗によって業績の波があって、どうも安定感がかけます。

配当は特別配当0.5ペソで配当利回り15.7%ですが(1.0ペソなら配当利回り31.4%)、これも特別配当で毎年配当を出しているわけはありません。

財務状況では、DEレシオ1.4と借入多めです。ただ前年2021年よりはかなり改善されています。

Annual Report

株主構成

大株主はCiticore Holdings Investment, Inc.とMegacore Holdings, Inc.で、両方ともエドガー氏の会社です。合わせて66%の株を保有しています。

Public Ownership Report

なお、再エネREITのCREITもエドガー氏が会長をつとめるグループ会社です。

参考 [CREIT] シティコアREIT

まとめ

以上、メガワイドについて調べてみました。インフラ関係で何か買ってみようと思っていて、EEIを買いそびれてしまったので、MWIDEを買ってみようか考え中・・・

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